革靴の靴磨き用ブラシについて|種類や使い方、おすすめを紹介

革靴の手入れをするために、必要な道具といえば靴ブラシ。

ですが、「何種類か買わないといけないの?」「豚毛や馬毛はどちらがいいの?」「何円くらいで揃うの?」といった疑問がでてきますよね。

そこで、この記事では、

  • 靴ブラシの種類と使い方
  • 靴磨きに最低限必要なブラシ
  • おすすめの靴ブラシ

について紹介していきます。

靴磨きは、工程によって複数のブラシを使い分けるので、数種類を揃える必要があります。

とはいえ、高級なものではなく、100円均一や無印良品の靴ブラシでも大丈夫。

この記事で靴ブラシの基本はすべてお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

靴ブラシの使い方と種類

種類 特徴 目的 価格
馬毛ブラシ
程よい柔らかさとコシ ホコリを落とす 500円~20000円
ペネトレィトブラシ
小さい持ち手 クリームを塗る 400円~800円
豚毛ブラシ
硬め クリームを伸ばしてなじませる 500円~15000円
山羊毛ブラシ
柔らかい 最後の仕上げのツヤ出し 2000円~20000円

靴磨きでは、主に上の4種類の靴ブラシを使い分けてお手入れをします。

1本のブラシを使うのではなく、それぞれの工程に合う毛の硬さのブラシを使い分けるんですね。

それぞれの特徴を紹介していきます。

ホコリを落とす用の馬毛ブラシ

馬毛ブラシとは、靴磨きにおける最初の工程で、革靴についた汚れやホコリを払い落とすために使うブラシです。

馬毛は硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さとコシがあるので、縫い目や羽根の細かい部分に溜まったホコリをかき出すのに適しています。

また、履いた後に毎回馬毛ブラシでホコリを落とす習慣をつけておくと、靴をキレイに保ち、長持ちさせることができますよ。

【おすすめ】コロニルの馬毛ブラシ

(引用:amazon)

ホコリを落とすブラッシングは、ガシガシ大きく動かすのがポイント。

そこでおすすめのブラシが「コロニルの馬毛ブラシ」です。

持ち手が大きいので力をいれて握りやすく、毛足が長いので細かい部分のホコリもかき出しやすいです。

価格もamazonで1500円前後とお手頃。コスパが高いブラシです。

>>コロニル 馬毛ブラシ

クリームを塗る用のペネトレィトブラシ

ペネトレィトブラシとは、持ち手のついた小さいブラシで、クリームを塗るために使います。

布や指でもクリームを塗ることができますが、ペネトレィトブラシがあると手を汚さずに細かい部分までクリームをしっかり塗ることができます。

コバ(アウトソールの側面の部分)やメダリオン(穴飾り)は、指や布では塗りにくいのでペネトレィトブラシがあると便利です。

また、革の色とステッチ(糸)の色が違う革靴の場合も、ステッチにクリームがつかないようにペネトレィトブラシがあると塗りやすいです。

ペネトレィトブラシは、「黒の靴クリーム用」「茶色の靴クリーム用」「無色の靴クリーム用」・・・といった感じで、靴クリーム1色に対して1本ずつ必要になります。

兼用してしまうと、薄い色の革靴に濃い靴クリームが付着してしまい、色が変わってしまうことがあるので、必ず色ごとにブラシを準備しましょう。

【おすすめ】モゥブレィのペネトレィトブラシ

(引用:amazon)

定番のモゥブレィのペネトレィトブラシ。1本440円です。

ペネトレィトブラシに関しては、クリームごとに本数が必要なので、最初に2~3本準備しておくのが良いでしょう。

>>モゥブレィ ペネトレィトブラシ(2本セット)

クリームをなじませる、伸ばす用の豚毛ブラシ

豚毛ブラシとは、クリームをなじませる用のブラシです。

ペネトレィトブラシで塗ったクリームを全体的に伸ばし、余分なクリームを絡めとります。

豚毛ブラシは、使っていくうちにブラシの毛先にクリームやロウ成分が付着していきます。

そのため、ペネトレィトブラシと同じく、クリーム1色につき1本のブラシを準備しましょう。

豚毛ブラシを使い続けていくと、クリームなしでブラッシングするだけで、毛先に残ったクリームが革靴にツヤを出してくれます。

この状態を「ブラシが育つ」と表現します。

育ったブラシが手元にあれば、靴磨きをするほど時間がないときでもサッとブラッシングするだけでツヤを出すことができるので便利ですよ。

【おすすめ】荒川産業 ドイツブラシ ブリストール

豚毛ブラシも持ち手が大きく握りやすいものが使いやすいです。

そして、1色のクリームに対して1本必要になります。

1本で兼用できる馬毛ブラシと違い、複数本が必要になるのでコスパも重視したいですよね。

そこでおすすめが「荒川産業 ドイツブラシ ブリストール」です。

1本550円という安さなのに、持ち手もしっかり大きく使いやすい!

黒と白のブラシがありますが、複数本必要な方は、クリームの色が見てわかるように白をおすすめします。

>>荒川産業 ドイツブラシ ブリストール

仕上げ用の山羊ブラシ

山羊ブラシとは、靴磨きの最後の仕上げにツヤを出すために使用するブラシです。

豚毛や馬毛に比べて、山羊毛のブラシはとても細く柔らかい毛で作られています。

この細かく柔らかい毛でブラッシングすることで、表面を均一に整え、より繊細なツヤを出すことができます。

山羊毛のブラシも、使っていくうちにクリームが毛先に付着し、ブラシがどんどん育っていきます。

【おすすめ】コロンブスのジャーマンブラシ

(引用:amazon)

とても柔らかい毛が、ぎっしり密集しています。

仕上げの艶出しだけでなく、エナメルなどデリケートな素材のホコリ落としにも使用できます。

3000円と他の種類のブラシと比べると少し価格が高いですが、よりツヤのある仕上がりを求めたい方にはおすすめです。

>>コロンブスのジャーマンブラシ

基本の靴磨きに最低限必要なブラシは、馬毛ブラシと豚毛ブラシ

馬毛ブラシ
豚毛ブラシ

今まで紹介した4種類の靴ブラシは、必ずしも4種類全部を揃える必要はありません。

基本の靴磨きのお手入れをするのに最低限必要なのは、

  • ホコリを落とす馬毛ブラシ
  • クリームを伸ばしてなじませる豚毛ブラシ

この2種類だけでOKです。

クリームを塗るペネトレィトブラシは布や指で代用できますし、仕上げ用の山羊毛ブラシも目の細かい布や仕上げ用のクロスで磨くだけでも十分ツヤがでます。

馬毛ブラシと豚毛ブラシは他のもので代用ができないので、初めての革靴を買う時はこの2種類もブラシも一緒に揃えておくのがおすすめです。

靴磨きにおすすめのブラシセット

(引用:amazon)

靴磨きセットやブラシのセットを初めて購入する場合は、最低限、馬毛ブラシと豚毛ブラシがセットになっているものを選びましょう。

靴ブラシセットのおすすめは、豚毛ブラシでも紹介した荒川産業のブリストールブラシのセットです。

>>荒川産業のブリストールブラシセット(馬毛ブラシ/豚毛ブラシ2本/ミニクロス)

まずは必ず必要な馬毛、豚毛のブラシを使ってみてから、ペネトレィトブラシや山羊毛のブラシは自分の必要に応じて追加していけます。

靴ブラシは洗う必要がある?お手入れ方法は?

ブラシも使っていくうちに、汚れやクリームが付着して使用感が変わってきます。

「汚れたブラシは洗うべき?」「ブラシのお手入れはどうすればいい?」と疑問に思っている方も多いはず。

靴ブラシのお手入れ方法は、ブラシの種類によって変わってきます。

馬毛ブラシはホコリを落とすだけでOK

馬毛ブラシはホコリを落とす役割なので、毛先にクリームやワックスがこびりつくことはほとんどありません。

なのでお手入れも、毛に絡まったホコリやゴミを払い落としておくだけでOKです。

ただ、砂利など硬いものが毛先に挟まっていないかは注意して見ておきましょう。

ソールの汚れを払って小石がついたままのブラシを使い、アッパーに傷がついた・・・なんてことにならないためにも、使用前に確認してササッとブラシのホコリを落としておくのがおすすめです。

アッパーとは・・・革靴の本体の部分。

ペネトレイトブラシは固まったら洗う

クリームを塗るペネトレィトブラシは、クリームが固まり、毛先が硬くなります。

何度か使用すると毛先が束になるほど固まり、使いにくくなります。

使いにくいほど毛が硬くなってしまったら、洗ってキレイにしましょう。

お湯に食器用洗剤を溶かし、こすり洗いをするだけでOKです。

私は、100円均一で購入した石鹸ケースを使っています。

ブラシをこすって出た水が濁らなくなるまで、水と洗剤を取り替えながら繰り返します。

キレイに洗ったら、水分を拭き取り、毛先を上にして干します。

1日程度で完全に乾いたら、毛先がサラサラの状態に戻りますよ。

「ブラシが育つ」豚毛ブラシと山羊ブラシは洗わない

豚毛ブラシ
山羊毛ブラシ

毛先にクリームが付着して「ブラシが育つ」、豚毛ブラシと山羊毛のブラシは洗う必要がありません。

むしろ、洗ってしまうとせっかく育ったブラシがリセットされてしまいます。

また、柔らかさが必要な山羊毛ブラシは洗うことによって毛先の硬さが変わってしまう場合もあるため、洗わないようにしましょう。

100円均一の革靴ブラシ

100円均一の豚毛の靴ブラシとペネトレィトブラシを発見し、購入してみました。

結論から言うと、専門メーカーの靴ブラシと比べると当たり前ですが使用感は少し劣ります。

ですが、お手入れには十分使えるので、コストを抑えたい方は、揃えられるものは100円均一の物を選ぶのもおすすめです

100円均一の馬毛ブラシ

100円均一の馬毛ブラシは、スティック状の持ち手で、毛の部分の面積も少ないです。

馬毛ブラシは、大きいのもののほうがホコリが楽に払いやすいので、馬毛ブラシは100円均一よりも通常の物を揃えるのが使いやすいのでおすすめです。

100円均一の豚毛ブラシ

豚毛ブラシはほどよく硬さがあり、サイズもそこまで小さすぎません。

実際に使ってみても、問題のない使用感でした。

専門のメーカーのブラシのほうが、毛量が多く毛先が長いので使いやすいですが、安く済ませたい方、特にこだわりがないという方は、100円均一のブラシでも十分使えます。

また、100円均一の馬毛ブラシが小さくて使いにくいので、豚毛ブラシを2本用意して、ホコリ落とし用とクリーム用で使う分けるというのも良いかと思います。

100円均一のペネトレィトブラシ

お次はペネトレィトブラシ。

専門メーカーのものと比べると、毛束が少なく、角も立っています。

専門メーカーのは角がカットされているので、細かいところが塗りやすくなっているんですね。

ですが、こちらも100円均一で十分使えると感じました。

ペネトレィトブラシはクリームに対して1本揃える必要がありますし、使ううちにクリームが固まって毛が束になってしまうので洗う必要もあります。

なので、「100円均一で揃えて、毛が固まったら買い換える」というのもひとつの方法ですね。

スエード用の靴ブラシについて

クレープブラシ
ワイヤーブラシ

(引用:amazon

革の表面が毛羽立っているスエードの革靴には、専用のブラシがあります。

  1. クレープブラシ
  2. ワイヤーブラシ

クレープブラシは毛ではなくゴムでできたブラシです。

固まってしまったスエードの毛並みをほぐすことができます。

毛先が金属でできたワイヤーブラシも、スエード専用としてよく見かけます。

硬い毛先で、スエードに埋まったゴミをかき出したり毛並みを整えるのに使用します。

ワイヤーブラシは革に傷をつけてしまいやすく慣れないと扱いが難しいため、おすすめはクレープブラシです。

また、クレープブラシはスエードだけでなく、スムース(ツルツルした革)の革靴についた粘着性の汚れなどにも使うことができます。

まとめ

種類 特徴 目的 価格 必要度 おすすめ
馬毛ブラシ
程よい柔らかさとコシ ホコリを落とす 500円~ ★★★ >>コロニルの馬毛ブラシ
ペネトレィトブラシ
小さい持ち手 クリームを塗る 400円~ ★★☆ >>モゥブレィ ペネトレィトブラシ(2本セット)
豚毛ブラシ
硬め クリームを伸ばしてなじませる 500円~ ★★★ >>荒川産業 ドイツブラシ ブリストール
山羊毛ブラシ
柔らかい 最後の仕上げのツヤ出し 2000円~ ★☆☆ >>コロンブスのジャーマンブラシ

靴ブラシについて紹介してきました。

大きく分けて4種類の靴ブラシがありますが、必ず必要なのが馬毛ブラシと豚毛ブラシの2種類です。

初めて革靴を買ったら、馬毛ブラシと豚毛ブラシの2本は必ず揃えておきましょう。

また、100円均一のブラシ~高級ブラシまで靴ブラシの値段はピンきりですが、安い靴ブラシでも十分にお手入れできます。

まずは安くても必要な道具をしっかり揃えて、お手入れの習慣をつけることが大切です。

靴ブラシを使った基本の靴磨きの方法は、「【初心者でも簡単!これでOK!】基本の革靴の磨き方と道具セット」の記事で紹介しているのでこちらもチェックしてみてくださいね。

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